無意識にある「私はこんな人」が、あなたの人生をつくっている。セルフイメージを最適化することが大切な理由

無意識にある「私はこんな人」が、あなたの人生をつくっている。セルフイメージを最適化することが大切な理由

「私は、人より頑張らなければ認めてもらえない」

「ちゃんとしていなければいけない」

「私なんて……」

あなたは、普段こんな言葉を自分にかけていませんか?

実は、こうした何気ない言葉の奥には、

「私はどんな人間なのか」

というセルフイメージが隠れています。

そして私たちは、無意識のうちに、そのセルフイメージに合うように考え、感じ、行動し、人生を選択しています。

だから私は、人生をより自分らしく生きるためには、まずセルフイメージを最適化することが大切だと考えています。


目次

セルフイメージとは?

セルフイメージとは、簡単に言えば、

「私はこういう人間だ」

という、自分自身に対するイメージです。

たとえば、

「私は人から必要とされる人間だ」

「私は人と対等に関われる人間だ」

「私は失敗しても大丈夫な人間だ」

というセルフイメージを持っている人もいます。

一方で、

「私は頑張らないと価値がない」

「私は人より劣っている」

「迷惑をかけてはいけない」

「私なんて大したことがない」

というセルフイメージを持っている人もいます。

ここで大切なのは、

どちらが正しい、間違っているということではありません。

まず、

「私は、自分をどんな人間だと思っているのだろう?」

と、自分自身のセルフイメージを意識に上げてみることです。


今の人生は、セルフイメージの影響を受けている

私は50歳まで、

「ちゃんとしていなければいけない」

「周りの期待に応えなければいけない」

「できない自分には価値がない」

そんな思いを無意識に抱えて生きていました。

24歳で自営業を営む本家に嫁ぎ、最大10人の大家族の中で、家事、育児、仕事。

家族、親戚、従業員など、多くの人との関わりの中で生きてきました。

にぎやかな毎日と、人とのつながりは、私にとって大きな豊かさでした。

でも、その一方で、いつの間にか、

「私は、ちゃんとしていることで価値がある」

というセルフイメージをつくっていたのだと思います。

そして50歳のとき、ストレスから血圧が200に。

「このままではいけない」

「このまま死んだら、4人の子どもに申し訳ない」

そう思ったとき、初めて自分の人生を振り返りました。

そのとき、心の中から出てきた言葉があります。

「私は、生きているこの存在だけで、価値があるのではないか?」

それまでの私にとって、とても大きな気づきでした。

その言葉は、のちにピーチスノウ、NLP、脳科学コーチングを学んで

『確かなもの』となっていったのです。


セルフイメージの下には「信念」がある

では、なぜ私たちは、

「私はこういう人間だ」

と思うのでしょうか?

その奥には、これまでの経験からつくられた信念や思い込みがあります。

たとえば、

「頑張らないと認めてもらえない」

という信念があると、

「頑張っている私は価値がある」

というセルフイメージにつながるかもしれません。

すると、

「休む」

「人に任せる」

「できないと言う」

ことに、罪悪感を覚えることがあります。

反対に、

「私は人と対等で、尊重される存在だ」

というセルフイメージがあれば、

人に助けを求めることも、自分の意見を伝えることも、自然にできるかもしれません。

つまり、

信念 → セルフイメージ → 考え方・感じ方 → 行動

という流れが、私たちの日々の選択に影響しているのです。

そして、その選択の積み重ねが、人生の現実にも影響していきます。


「一つの言葉」からセルフイメージが見えてくる

私は、人の何気ない言葉の中に、その人のセルフイメージが表れることがあると感じています。

たとえば、誕生日に花束をもらったとき、

「えー……やだー……」

と言って、しばらくしてから

「ありがとう」

と言う人。

もちろん、照れや謙遜かもしれません。

でも、その奥に、

「私は、こんなふうにお祝いしてもらうほどの人間ではない」

という思いが隠れている場合もあります。

また、

「すみません」

「ごめんなさい」

が会話の中でとても多い人。

もちろん、相手を思いやる素敵な言葉でもあります。

でも、もし「嫌われないように」「迷惑をかけないように」という気持ちから、いつも自分を小さくしているのだとしたら、

「私は人より価値が低い」

「私は相手と対等ではない」

というセルフイメージが影響している可能性があります。

そして、

「私なんて……」

という言葉。

この一言の奥には、

「私は価値がない」

というセルフイメージが隠れていることがあります。

だからこそ、私は「言葉」に注目しています。

たった一つの言葉から、その人が自分をどう見ているのかが見えてくることがあるからです。


脳は「想像」にも反応する

ここで、私がセルフイメージを大切にしている理由の一つを、脳の働きから考えてみましょう。

私たちの脳は、現実に起きていることと、頭の中でリアルに思い描いていることを、いつも明確に区別して反応できるわけではありません。

たとえば、まだ起きていないことなのに、

「失敗したらどうしよう」

「嫌われたらどうしよう」

「悪く思われたらどうしよう」

と考えただけで、胸が苦しくなったり、緊張したりすることがありますよね。

私自身にも、そんな経験がありました。

嫁ぎ先の親戚の一人に、

「もし私がダメな嫁だと思われたらどうしよう」

と感じていたことがあります。

実際に「ダメな嫁」と言われたわけではありません。

それなのに、

「もしそう思われたら、親戚中にもそう思われるのではないか」

まるでオセロのコマがパタパタと黒にひっくり返っていくように、そんなふうに感じていました。

すると、相手の言葉や態度を必要以上に気にするようになり、

「きっと私のことをよく思っていないのでは?」

と受け取ってしまう。

そして、自分から人との関係を怖く感じたり、相手との距離をつくったりするようになる。

結果として、少しずつ人間関係がうまくいかなくなっていきました。

今振り返ると、

「私はダメな嫁と思われるかもしれない」

というセルフイメージが、私の現実の見え方や行動に影響していたのだと思います。

もちろん、すべての出来事がセルフイメージだけで起きるわけではありません。

でも、自分が自分をどう見ているかによって、同じ出来事でも受け取り方も、その後の行動も変わります。


うまくいくセルフイメージとは?

では、どんなセルフイメージなら人生がうまくいくのでしょうか?

私は、単純に

「ポジティブならいい」

とは考えていません。

「私は何でもできる!」

と無理に思い込むことが、セルフイメージの最適化ではないからです。

大切なのは、

現実の自分を否定せず、自分の存在そのものを尊重できること。

そして、

「できる自分」だけでなく、

「できない自分」

「迷っている自分」

「失敗した自分」

も含めて、

「それでも私は私でいい」

と思えることです。

たとえば、

「私は失敗しても価値のある人」

「私は人と対等に関わっていい人」

「私は助けてもらってもいい人」

「私は自分の気持ちを大切にしていい人」

「私は、存在そのものに価値がある人」

そんなセルフイメージです。

反対に、

「頑張らなければ価値がない」

「人に認められなければ価値がない」

「失敗したら私はダメな人間だ」

「私なんて大したことがない」

というセルフイメージを持っていると、そのイメージに合うように、自分の行動や選択を制限してしまうことがあります。


セルフイメージは、変えられる

では、一度できてしまったセルフイメージは、そのままなのでしょうか?

私は、そうは思いません。

セルフイメージは、意識に上げることで整えていくことができます。

まず、

「私は自分をどんな人間だと思っている?」

と問いかけてみる。

そして、

「その考えは、どこから生まれたのだろう?」

「本当にそうなのだろうか?」

「今の私にも必要な考えなのだろうか?」

「私はこれから、どんな自分として生きたいのだろう?」

と、一つひとつ見ていく。

無意識の中にあった思い込みを言葉にして、今の自分に本当に必要なものなのかを見直していく。

これは、私がコーチングの中で大切にしていることの一つです。


人生を変える前に、「自分をどう見ているか」を見てみよう

人生を変えたいと思ったとき、

「もっと行動しなければ」

「もっと頑張らなければ」

と思う人は多いでしょう。

でも、その前に一度、

「私は、自分をどんな人間だと思っている?」

と、自分に問いかけてみてください。

「私は頑張らないと価値がない」

「私は人より劣っている」

「私は迷惑をかけてはいけない」

「私は愛されるためには、いい人でいなければならない」

そんなセルフイメージが見つかったとしても、自分を責めなくて大丈夫です。

それは、これまでの人生の中で、あなた自身を守るためにつくられてきたものかもしれません。

だから、否定する必要もありません。

ただ、

「もう、このセルフイメージは今の私に必要なのかな?」

と見直してみる。

そこから、人生は少しずつ変わり始めます。


たった一つの言葉から、人生は動き出す

私自身が50歳のとき、

「私は、生きているというこの存在だけで価値があるのではないか」

という言葉に出会いました。

その言葉が、それまでの私の人生を見つめ直すきっかけになりました。

自分の見方が変わると、感じ方が変わる。

感じ方が変わると、選択が変わる。

選択が変わると、行動が変わる。

そして、少しずつ人生が変わっていく。

だから私は、

「たった一つのことばから、人生は動き出す。」

と考えています。

あなたの中にも、まだ言葉になっていない「本当の自分」がいるかもしれません。

もし今、

「自分がわからない」

「このままでいいのか迷っている」

「もっと自分らしく生きたい」

と感じているなら、

まずは、

「私は、自分をどんな人だと思っている?」

と問いかけてみてください。

あなたの人生を変える最初の一歩は、

何か新しいことを始めることではなく、

自分自身を、どんな人として見ているのかに気づくこと

なのかもしれません。

たった一つの言葉に気づいたとき、

人生は静かに、そして確実に動き出します。

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